こんにちは。院長の三田です。

今回は入れ歯のお話です。

入れ歯は正式名称を義歯、英語でデンチャーといいます。

全て歯が無い場合は総義歯(全部床義歯)、一部の場合は部分床義歯になります。

入れ歯をお使いの方が悩まされる問題は、噛むと入れ歯が当たって痛い、入れ歯が厚くて邪魔、しっかり発音できない、食事の味が感じにくい、などが多いです。

これらの原因は、

①物理的にくっつける物でなく歯茎の上に乗せる物になるので、噛むと力によって入れ歯が動きます。

動いて歯茎にくいこむと痛いです。けっこう痛いです。

②入れ歯の材料のレジンは強度があまり強くありません。なので、個人差が大きいですが年数を使うと壊れます。ただ、なるべく壊れないように作りますので、レジンを厚くして少しでも強度をだします。ですが、厚くすると前述の通り邪魔で、発音しにくく、味が感じにくいとなります。

 

それらの問題を解決するときに使われているのが、金属床義歯 です。

 

金属床義歯は内側を薄い金属で作ります。おおよそレジンの義歯の1/3にできます。

 

内側を金属にして薄く作ることにより、入れ歯が厚い違和感がかなり軽減されます。薄くなると舌が動くスペースが増えるため発音しやすくなります。ガラッと変わる人もいます。金属は熱を通しやすいので食べ物の味も感じやすくなります。そして、なによりフレームを金属にできますので壊れにくく、10年以上使っている人もよく見かけます。

保険がきかない金属床義歯ですが、変えた方の多くは喜ばれているように感じます。

お困りの方は玉川学園前駅マルシェ歯科まで。