みなさんこんにちは。院長の三田です。
今回は私が愛用している拡大鏡についてお話していきます。（長くなっちゃいました）
私が愛用している拡大鏡はアメリカのGSC社製 サージテル（SurgiTel) の EVK６５０ 倍率８倍です。
GSC社は、かつてジェット戦闘機のコックピットを設計していました。開発担当者は戦闘機パイロットが頭を動かさずに視線を動かすだけで前方と計器の両方を見ることができる技術を開発しました。サージテルはジェット戦闘機のコックピットの技術と同様に、人間工学に基づいて設計されています。
私がサージテルを使い始めたのはもう１０年前くらいでしょうか。
当時は倍率が３倍くらいの物を使っていました。治療していて正直あまり大きな感動はなく、顕微鏡なのでライトを併用するのですが、どっちかというとライトが便利だな～くらいの感想でした。
歯科医師としては世間では中堅といわれる年次に差し掛かっており、将来は開業して自分の病院を持ち、開業医として生きていきたいという夢もありました。そのために毎日自分にできる限り、必死にたくさんの患者様を治療してはいましたが、毎日の治療がただの繰り返しで正直マンネリを感じていました。しかし、歯科医師として治療のプロフェッショナルになりたいこと。今やってる治療にはもっと先があり、それを追求していきたいこと、一本でも患者様が歯を失うことがないように。そんな想いから何かきっかけになればとサージテルの高倍率を購入しました。
正直、拡大鏡は倍率があがれば各社かなり高価なものになります。裸眼で治療している歯科医師に「なんで拡大鏡しないの？」と聞くと、ほとんどの先生が「高いから」と答えます。しかし、患者様に治療を選んでいただくときに（時には高額な料金がかかるもの）、自分に投資もせず、勉強もせず、ベストな治療ができないのは歯科医師として罪です。
そしてサージテルの８倍を購入したのですが、その後のことは次回書くことにします。
