みなさんこんにちは。院長の三田です。
今回はインプラント治療が終了した患者様のケースです。
今回の患者様は、歯根が破折してしまい左上の歯が抜歯になってしまいました。
大きく割れてしまっています。
神経の無くなってしまった歯は、歯根破折で抜歯にいたるケースが日本では一番多いです。
今回も大きく二つに割れてしまっていたので、保存するのは無理でした。
抜歯したら必ずインプラントにしなければいけないわけではありません。
今回は隣の歯にすでにインプラントが埋入してあること（インプラントと自分の歯はブリッジがつなげません）、入れ歯がどうしても嫌なこと、現在使っているインプラントが快適なこと。これらをふまえて、患者様と相談してインプラントにすることにしました。
①まずは抜歯をして創部が治るのを２ヶ月待ちました。インプラントは治療に時間がかかることが多いです。
②抜歯窩が治癒したら、人工骨を自分の骨が足りない所に補填しました（GBRという処置です）。この処置をした後も３～６ヶ月治癒を待ちます。
③5ヶ月して、足した人工骨がしっかりくっついたのでインプラントの本体を埋入しました。
隣のインプラントが傾斜埋入してあり、インプラントの方向が非常に難しいケースでした。
これが理想の位置のシミュレーションです。黄色い四角がインプラントです。
インプラントが隣の歯やインプラントに接触してはいけません。細心の注意をもって埋入しました。
実際にいれたインプラントがこちらです。
いい位置に埋入できました。
④その後インプラントが骨とくっつくまで３ヶ月待ち、仮歯、そして上部構造（本歯）を入れました。
抜歯後
インプラント上部構造SET後
綺麗に入り、患者様にも喜んでいただけました。
自分の歯もインプラントもメンテナンスが大事です。これから一緒にメンテナンスを頑張りましょう。
インプラントに興味のある方は玉川学園前駅マルシェ歯科まで。
