2021.02.18マイクロスコープ

マイクロスコープを使った根管治療について①

 

みなさんこんにちは。

 

今回は根管治療(根の治療)についてです。

 

う蝕(虫歯)が大きくなるとエナメル質、象牙質を超えて神経に達します。

う蝕は細菌性のものなので、神経に達すると感染し痛みや炎症を引き起こします。

一度感染した神経は、ほとんどの場合神経をとらないと痛みが治まりません。

 

この歯の内部の神経をとる治療を根管治療と呼びます。

また、以前に神経をとっている歯が再感染によって根の先が化膿してくることもあります。

再感染によって化膿した歯の根の治療は感染根管治療と呼びます。

 

根管とは文字通り神経が通っている管のことです。この管の内部をきれいにすることが非常に大事になります。

根管は歯によって数が違い、一般的には前歯は1本、小臼歯は上顎は2本、下顎は1本、大臼歯は3本です。

しかし歯の内部の根管はきれいに形作られ、別れているわけではありません。

複雑にいりくんだ形をしていたり、根管が隠れたりしています。

これを一本づつきれいにする治療が根管治療です。

 

根管治療の流れとしては、

細いやすりのような器具を使い、根管内部の神経や汚れている古い詰め物を取りきり形を整えます。

そして、薬剤を使い消毒し最終的には詰め物で密封します。

文字で書くと簡単なようですが、根管治療をきちんとやりきるのは大変です。

 

しかし、きれいな被せ物が家ならば、根管治療は基礎工事にあたります。

しっかりとした基礎無しに安心して暮らせる家は建ちません。

 

当院では、より精密な根管治療ができるようにマイクロスコープ(歯科用実態顕微鏡)を導入しております。

マイクロスコープについては次回以降にお話していきましょう。

気になる方は玉川学園前駅マルシェ歯科にお問い合わせください。

 

参考にマイクロスコープでみた根管の写真をのせておきます。

 

 

いろんな物がはっきりと見えます。